ミャンマー出張報告

Author: Akiko Mori

2021年7月にミャンマーでコロナに罹患して8月に一時帰国をして、療養しワクチン接種もしました。ミャンマーへ戻るタイミングを探りつつも情勢はよくならず働き方も日本ベースにせざるを得ませんでした。

今回は、1年ぶりに行ったミャンマーの様子をお伝えしたいと思います。

 

 

遠くなったミャンマー

こんなにミャンマーが遠いと感じたのは初めてでした。まず、在京ミャンマー大使館に行ってビザの取得。直行便はもうありませんからバンコク経由。乗継ぎ便の時間の関係で空港近くのホテルで1泊してからヤンゴン入り。おまけに渡航2日前にミャンマー政府がPCR陰性証明書持参を再義務付けたので慌ててPCR検査ができるクリニックを探しどきどきしながら結果を待つ時間も・・・。

 

 

ヤンゴンの様子

おりたったヤンゴン空港での抗原検査も無事に通過し、雨季真っただ中、湿度100%のヤンゴン市内へ向かいました。コロナや政変の影響を受けてお店が閉店していたり、見慣れた看板がなかったりと街中の変化も感じました。一番感じたのはミャンマーの人々から笑顔が消えたことでしょうか。

 

スタッフとはオンラインで顔は見ているものの久しぶりのリアル再会を喜びました。食事会でもとお誘いしたところ、外の店で買いだして事務所にてみんなで食事する会食会となりました。不要不急な外出は避ける生活スタイルになっています。

 

 

 

事務所では、私が不在中だった会計書類のチェックをして、スタッフとの個別面談もして、仕事の状況をリアル対面で確認できたのは大きな収穫でした。数字や細かな表現が必要な報告書類は、直接、対話しながらまとめることもできたので効率的でした。スタッフからは、会えて仕事も進んで嬉しいけど心配、と治安悪化についての説明も受けました。物価も2~3倍あがり、仕事があることはありがたいが生活は苦しくなる一方。先は考えられないという声も。今は、先を見据えるのは私一人の仕事だと再認識しました。

 

 

 

最近は落ち着きましたが、しばらく停電することが続いたので発電機の出番が多く、部品の摩耗も考えられました。発電機の維持管理の具体的な方法についても関係者と再レビューして、正確な維持管理方法の大切さを再認識してもらいました。

滞在中は、現地に残る企業の方やNGO仲間とも会って近況を教えてもらいました。どこでも、聞く話はよくないことばかりで、みなが苦しい思いをしていることがよくわかりました。

 

まとめ

NGOというのは、国が大変であればすべき活動が多くあるものです。でも今回のミャンマーは状況が複雑すぎてこのシンプルな理論を当てはめることができないのが辛いところです。

今回の出張では、弊校で運営する技術訓練学校(カレン州パアン市)へ行くことはできませんでしたが、現在、60人の青年たちに手に職を与え稼げる力をつける技術訓練を継続しています。

学校は、全寮制の技術訓練学校でどの若者も貧困地域の村落出身です。ご家族は村にいるよりこの学校にいたほうが安心と考えているようです。もうまもなく今期訓練が終わるので彼らの就業先についても心配なところです。

私がミャンマーに初めておりたったのは2000年初頭。ミャンマーのいたるところがモノクロ写真のように見えました。民主化してからは、それらが徐々にカラー写真に変わり、人々がよく笑顔を見せるようになったのが印象的でした。それが、今回、またモノクロ写真に戻ってしまったように感じられました。

 

早く平和がおとずれてほしいと心から願いながら帰路につきました。