壊れた看板

Author: Akiko Mori

 

 

仕事はじめに、どきっとする報告を受けました。弊会のヤンゴン事務所の看板が破壊されたとのこと。政治的な理由だとややこしいなと直感がはたらいたのですが、貧困による事件でした。

 

子どもが集団でゴミ集めをしている光景を時々見かけます。弊会の看板のスチール枠欲しさに看板を壊しているところを見つけ注意することができました。

 

 

この看板枠のスチールを売ると100円くらいになるそうです。大人たちも子供たちの行動にショックを隠せない様子。しかし、現在、ヤンゴンの状況は強盗事件などが散発していてこの程度で済んだのは幸いです。治安悪化に備え、警備体制を強化するとともに職員への注意喚起も行っています。

 

この事件は、12月25日に起こったのですが、私に報告があったのは仕事初めでした。報告が遅れた理由を聞いてみると、私が体調を崩していたから報告をするのを控えたとのこと。私は、年末にインフルエンザにかかり25日は、体調が悪くなりはじめたころでした。会議も早めにきりあげるほど調子が悪かったので、スタッフらは私の体調を気遣ってくれていたようです。最後は、なんともほっこりした気持ちになりました。