Author: Akiko Mori

久しぶりにミャンマー・パアンへ出張することができました。
今回の主な目的は、事務所やスタッフ、そして技術訓練学校の運営状況を直接確認することでした。オンラインでは分からない現場の様子を自分の目で見て、スタッフや訓練生と直接話せたことは、とても貴重な時間となりました。
毎回、中間試験が終わるタイミングで訓練生に向けてメッセージを送っていますが、今回は久しぶりに対面でスピーチをする機会を作りました。
スピーチの最後に、「何か話したいことがあれば、ぜひ聞かせてください。」と声をかけると、少し恥ずかしそうに3人の訓練生が手を挙げてくれました。

一人目は、
「ミャンマーがこのような状況なので将来に不安を感じていました。でも、この学校に入ってからは将来のことを前向きに考えられるようになりました。ありがとうございます。」
二人目は、
「今の状況で、このような訓練を続けることは簡単ではないと思います。本当に感謝しています。」
そして三人目は、
「将来はたくさんの国へ行ってみたいです。最初に行きたい国は日本です。このような学びの機会を与えてくださり、ありがとうございます。」
どの言葉も、事前にお願いしていたわけではありません。その場で、自分の言葉で率直な気持ちを話してくれました。
政変以降、先の見えない状況が続くミャンマーですが、訓練生一人ひとりが希望を持ち、自分の未来を描こうとしている姿に、私自身が大きな励ましをもらいました。
私たちの活動は、技術を教えることだけが目的ではありません。若者が「自分にも未来がある」と信じられるきっかけをつくることも、大切な役割だと改めて感じた出張でした。
