進めようオンラン講義!

Author: Gaku Manago




2020年も既に師走かと我に返り、時間の流れが日々早くなっていることに驚きを感じている。2020年は弊会の活動を開始した年であるが、新型コロナウィルスの影響により怒涛の年であった。

 

国際協力を実施するに当たりカウンターパートとの関係構築は非常に重要なことである。パアン技術訓練学校は、国境省ETDがカウンターパートであり、着任してからETDとの関係構築をどのように実施していくか、正直悩んでいた。そこで、まずは本校にいるETDの方のFacebookをフォローし、ETD職員を知るところから実施してみた。そこで、気がついたのだが、ETD職員は皆、パアン技術訓練学校の犬を積極的に投稿していたり、職員同士の誕生日会を投稿していたり、話のネタを沢山見つけることができた。このネタを基に、会話を始め、少しずつ距離を詰めていった。また、これまでサステナブリッジのみで実施していた会議にETD職員にも参加してもらい、発言の機会や、意見交換の時間を作るようにした。本校のETDは比較的に年齢層も低く、筆者とも年齢が近いため、より建設的な意見を聞くよう積極的に会話を行ってきた。最近では、テレビ会議を通じながら笑顔で話すことができるようになり、事業を進めやすくなったと思っている。



ETD職員とサステナブリッジ教員とのテレビ会議




おそらく2021年もコロナの影響は受けるだろうと考え、全ての理論の講義をPPTとオンラインで提供できるように準備を進めてきた。先日、3日間かけてサステナブリッジの職員11人、将来、ここを引き継ぐ予定の6名の国境省教育訓練局インストラクター候補がオンラインで模擬講義を行った。この初の試みには、カウンターパート政府職員以外にもサステナブリッジの他事務所のリーダーレベルが訓練生となって参加し、全員にフィードバックを行った。パソコンの知識や、オンライン講義に慣れていないインストラクターが大多数であったが、一気にレベルがあがった。まだまだ、課題は山積しているが、大きな一歩を踏み出したと感じている。



携帯電話でも受講できるか確認



特に、ミャンマーにおいてFacebook(SNS)は、使い方によっては、カウンターパートとの関係構築にもできるのである。2021年もこの関係をさらに向上させ、共にミャンマーに貢献していきたい。