新年のご挨拶

Author: Akiko Mori

 

新年のご挨拶を申し上げます。サステナブリッジの代表理事の森晶子です。日頃よりサステナブリッジの活動を支えてくださるみなさまに心より御礼申し上げます。

 

2020年は、私たちにとって忘れられない年になりました。それは、新型コロナウィルスの感染拡大による世界への影響です。2020年を振り返ってみると、新型コロナウィルスに世界中が振り回され、私たちを取り巻く環境は大きく変化しました。そして、もうひとつ挙げるなら私たちサステナブリッジの誕生も忘れることのできない出来事です。


2020年の活動

パアン事務所では、計画していた研修がほとんどできなかった代わりにカウンターパートである国境省教育訓練局と一緒に将来の引継ぎにむけての準備をすすめることができました。コンピューターが苦手だった講師陣は勉強を余儀なくされ、課題だったコンピューターを活用した研修の準備をやり遂げました。ミャワディー事務所では、2020年開校はかなわずとも2021年開校に向けて訓練センター校舎建設を進めました。ヤンゴン事務所は少数精鋭の新たなスタッフを配置し業務を開始しました。特に、インターネットを利用した管理業務をすすめコロナ禍でもその影響を最小限に抑えることができました。




2021年の抱負

2021年も残念ながら新型コロナウィルスの影響を受けることは覚悟しなければなりません。しかし、その中に希望の光も見出していきたいと思います。困難な時こそ手を携えて助け合い一緒に乗り越え働くことでBetter Normalな状況を生み出していきたいと考えます。今年は、初の試みであるオンライン研修を提供していきます。カイン州政府と元武装勢力が合意して一緒に進める新しい職業訓練センターも開所する予定です。団結してこれらに取り組めば、少しでも支援を必要とする人たちに貢献することが可能です。

これまでの慣習にとらわれることなく、各課題に柔軟に対応し、これまで教育の機会を得られなかった人々に寄り添い技術訓練を提供し収入向上に役立ててもらうという私たちの目標に向かってスタッフ一丸となって取り組みます。

最後になりますが、新たに組織を立ち上げたということは、子供を産み育ていくことに似ていて、新しい組織を社会に送り出した責任をひしひしと感じています。このサステナブリッジという組織を多くのみなさまと一緒に育てていけるよう邁進していく所存です。引き続き、みなさまのご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。