SDGsへの取組



ステナブルな社会を目指して

国連をはじめとする国際社会は、貧困や紛争、環境などの問題を放置していけば、世界、人類は立ち行かなくなると、2030アジェンダを採択しました。

 

「誰ひとり取り残さない –No one will be left behind 」を理念として、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として17のゴールが持続可能な開発目標として設定されました。

サステナブリッジの活動もこのゴールに積極的に向かって行き、目標達成に貢献されるべきと考えています。

 



ミットメント

サステナブリッジでは17の目標のうち、下記の目標とそれぞれのターゲットを達成指標として活動に取り組みます。



1.貧困をなくそう

 

<ターゲット>

1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。

1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。

1.4   2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。


サステナブリッジの行う職業訓練事業は、訓練生の選定の段階で経済的に困難な状況の若者を選んでいます。彼らが技術を身につけ将来、適正な収入につなげる事がこの目標とターゲット達成に貢献できると考えています。

 

4.質の高い教育をみんなに

 

<ターゲット>

4.3 2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。

 4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。


私たちの職業訓練事業がダイレクトに貢献できる目標と考えています。ターゲットはサステナブリッジの事業目的と近く、私たちの中長期計画に盛り込むべき内容です。多くの若者が人間らしい仕事や起業に必要な技能を身につける事、私たちの使命だと思います。


 

8.働きがいも経済成長も

 

<ターゲット>

8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。

8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。



サステナブリッジの職業訓練事業は紛争や貧困によりこれまで教育を受ける機会が少なかった若者が対象です。そういった若者への職業訓練は国や地域における格差を是正し、ミャンマーの経済成長にプラスに作用されると考えています。また私たちは将来的に職業訓練学校の卒業生やOJTセンターの修了生に起業を促すプログラムを考えています。起業だけではなく事業が継続されるように技術・経営面のサポートを行う予定です。


 

10.人や国の不平等をなくそう

 

<ターゲット>

10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。

10.3 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、並びに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。



ミャンマーは多民族国家であり、多くの民族間紛争を抱えています。経済成長が著しいミャンマーですが、その恩恵は都市部に偏っています。この偏りは民族間格差、不平等をまねく事につながりかねないと危惧しています。

サステナブリッジではミャンマーの全ての人々が共生できることを願って事業を展開していきます。


 

17.パートナーシップで目標を達成しよう

 

<ターゲット>

17.16 全ての国々、特に開発途上国での持続可能な開発目標の達成を支援すべく、知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによって補完しつつ、持続可能な開発のためのグローバル・パートナーシップを強化する。

17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。



これまでに挙げた目標・ターゲットは私たちだけで達成できると思っていません。そこには個人、企業、NGO、大学、政府関係など様々なセクターとの協働が必要です。

サステナブリッジの理念に共感していただき、共にSDGs達成に向けて協力し合えるパートナーを広く募集します。