自動車業界への貢献

Author: Akiko Mori

 

 

11月には若手の先生が国家技能標準資格試験に挑戦する様子を掲載しましたが、今回はヤンゴンで自動車整備レベル1の試験が行われ、弊校のインストラクターが試験官として参加したエピソードをお伝えします。

 

卒業生も受験、そして合格

試験は2日間にわたり、2月17日(土)と18日(日)に実施されました。この試験は自動車整備に関する基礎理論と実技の両方を含んでおり、16名の若者が挑戦しました。そのうち14名が合格し、受験者たちのバックグラウンドは技術大学の卒業者から修理工場で働いている者、そして訓練校のインストラクターまで多岐にわたりました。

弊校の卒業生2名もヤンゴンの修理工場で11か月の経験を積んだ後、この試験に挑戦し、両名とも晴れて合格しました。

 

弊校インストラクターが試験官として貢献

 

我が校で試験官の資格を持つのは、自動車整備科のインストラクター1名のみです。試験官になるには研修に何度も無償で参加し、継続的な勉強が必要です。そのたびに職場を離れる必要があるため、職場の理解も不可欠です。彼は日本人メカニックから直接指導を受け、仕事に対する熱意と向上心が人一倍あります。

彼は試験官の資格を持って5年ほどのキャリアがあります。彼が試験官ということで訓練生にもピンポイントで試験対策を教えることもできます。彼は、学校を卒業直後にこの試験を受験せずにしばらく経験を積んでから受験するよう指導しています。

試験後、久しぶりに再会した卒業生2名には、彼らの今後のキャリアについて激励の言葉を贈りました。彼らに対して、これまで以上に仕事に励み、勉強を続け、将来的にはレベル2にも挑戦するよう促しました。

今回のエピソードでは、弊校のインストラクターの熱意や、卒業生たちの成長をお伝えしました。今後も彼らの活躍を期待し、技術の向上と業界の発展に貢献していくことを心から願っています。