グッドガバナンス認証取得

Author: Akiko Mori

 

 

サステナブリッジも誕生から4年が過ぎました。この期間は、ミャンマーにとって激動で自分の組織が立ち上げから何年経つか指折り数えることもなく、気づいたら4年たっていたというのが本当のところです。

そんな中、一歩前進と言えるようなニュースがあるのでご報告させていただきます。

 

社会的信用度アップを目指して

サステナブリッジが誕生して間もなく、ドナーである日本財団から「日本非営利組織評価センター」のグッドガバナンス認証を取得してはどうかと提案がありました。誰から見ても信用できる組織であるとするために第三者組織からの評価を受けることは組織の社会的信用度アップにつながります。この審査を受けるためには、一般社団法人非営利型であるということが条件でしたので、まず普通型→非営利型へ変更しました。そして、少なくとも2年以上組織を運営していることが条件でしたので、その時期が来るのを待ちました。

 

 

 

グッドガバナンス認証とは?

日本非営利組織評価センター

 

 

審査のプロセス

2022年4月に先方に連絡し、評価を受けたい旨を相談しました。評価項目、評価基準やそのスケジュールなどの説明を受けました。

1.学びと創造

2.市民参加と連携・協働

3.社会的責任と信頼

4.自立と自律

以上の4つの領域から12の要素、27項目の評価基準をもとに評価を受けました。自己チェックシートの記入とその根拠を示す45のファイルを提出しました。

 

 

2022年6月、オンラインにて日本非営利組織評価センターから3名の評価メンバーと3時間かけて質疑応答による事前審査がありました。活動については、現地で既に何年も積み上げてきているものなので特に大きな指摘はなく、どちらかというと日本側の規定書類不足や定款と実態に乖離がある点について、いくつか指摘がありました。

 

もともと軸足はミャンマーにおいた組織として、日本側の規定類は最小限ですすめていた経緯がありました。しかし、良い機会なので先方が推奨される規定類を整えたほうがよいものはこれを機に着手しました。

 

ついにグッドガバナンス認証取得

ミャンマーの情勢が悪いことで広報ができていない点への指摘が辛かったです。「コロナ禍、政変もあり広報が思うようにできない現状があるものの団体の持続的な成長のためには現地での更なるファンづくりはもとより、日本国内での社員増員や支援者・事業パートナーの獲得、今後の団体を背負う人材育成が求められます。」との総評に基づき、その後、いくつかのテコ入れ作業をしてきました。

 

その甲斐あり、ついに、2023年9月に正式に審査に通り、グッドガバナンス認証をいただきました。現在、全国78団体が認証を受けています。非営利組織の中でも組織運営やガバナンスが一定水準以上のレベルの団体であること、外からは見えにくい組織内部の状況を第三者機関に開示して、信頼性・透明性の向上に努めている団体であると証明してもらいました。

 

この認証を受けたメリットを活かして多くの方々に私たちの活動を知ってもらい共感を得られるようスタッフと一丸となって進めたいと思います。

 

今後とも、ご支援のほどよろしくお願いいたします。