Author: Akiko Mori

今日は、少しだけ寂しいお知らせがあります。
電気科で指導にあたってくれていた女性インストラクターが退職することになり、それに伴い、女子寮を閉鎖することになりました。
本校は全寮制の技術訓練学校です。遠方から通勤する職員のために職員寮(男子・女子)を備えています。ただ、女性の訓練生やインストラクターは数が少なく、校内には男性訓練生用の寮しかないため、これまで女性の訓練生は下宿先から通学することを前提としていました。
通学の負担も大きいため、女子寮は主に女性インストラクターの住居として使われ、時期によっては女性訓練生が寝泊まりする場にもなっていました。しかし、コロナ禍以降、女性の入学希望者が途絶え、女子寮は彼女ひとりが暮らす場所となっていました。
彼女はヤンゴン出身で、家族と離れてこの学校に勤め、今年で7年目を迎えていました。とても優秀なインストラクターで、勉強熱心で実践的な学びを大切にし、訓練生一人ひとりに寄り添いながら、就業あっせんにも熱心に取り組んでくれていました。その姿には、いつも感心させられていました。
今回、家族のビジネスを引き継ぐこと、そして自身のビジネスを立ち上げるという決断のもと、退職願が提出されました。本音を言えば、これからもこの学校で訓練生の教育に携わってほしいという気持ちはあります。しかし、彼女が選んだ人生を、心から尊重したいと思います。
彼女の退職により女子寮は空室となり、今回、契約を解消することにしました。正直なところ、彼女が抜けることはとても大きく、不安もあります。それでも、「ピンチはチャンス」。この5年間、何度も自分に言い聞かせてきたこの言葉を、あらためて胸に刻んでいます。
